皆様最近日中以外はだいぶ過ごしやすくなってきました。
このまま涼しくなってくれるといいですね。
さて当院ではワクチンなどのタイミングで健診として血液検査をすすめていますが
猫ちゃんの場合、特に重要になってくるのは腎臓病ではないかと思います。
通常は血液検査で腎機能の評価としてCre(クレアチニン)を測定するのですが、Creは正常の腎機能の約75%が喪失してから異常値として出てくるという問題があり
なかなか早期に腎臓病を診断することが難しいという問題がありました。
その問題を解決するために腎機能の約40%が喪失した段階で高値となり、より早期に診断することが出来るSDMAという血液検査の項目があります。
SDMAを測定することで早期診断、早めの治療を開始することが出来ますので
これを機にいつもの血液検査にSDMA(当院では外注になりますが)を加えてみてはいかがでしょうか?
院長